欅坂46の関連グループ、けやき坂46(読み:ひらがなけやき)が、音楽配信サイト「レコチョク」の上半期ランキングの新人アーティスト部門で1位を獲得し5日、都内で授賞式に出席した。

 ファーストアルバム「走り出す瞬間」を6月20日に発売。収録28曲のすべてを配信し、開始からわずか11日間という最短記録で首位に立った。

 佐々木美玲(18)は「知名度のない私たちが、独自にアルバムを発売して大丈夫かなと思った」と、アルバム発売当時の心境を振り返ったが、堂々の1位に「うれしいです」と素直な喜びを口にした。柿崎芽実(16)も「夢のよう」と感激し、斉藤京子(20)は「光栄です」とファンに感謝した。

 七夕が近いこともあり、短冊への願いを聞くと、佐々木は「釣りが趣味なので、マグロの一本釣りをしたい」。柿崎は「クラゲを飼いたい」、斉藤は「ラーメンが好きなので、プロデュースをしたカップラーメンを作りたい」だった。

 今後の目標は佐々木が「国民的なアイドルになって日本を飛び出し、海外に進出したい」。柿崎が「東京ドームに立てるくらいに成長したい」、斉藤が「シングルCDを出したい」と語った。

 欅坂46と、けやき坂46の違いについて、佐々木は「欅坂46はクール、自分たちは自然と笑顔になれるハッピーオーラをファンに届けたい」と、親しみやすさと親近感を強調した。

 けやき坂46は、16年5月に1期生11人が加入。当時は欅坂46の下部組織的な存在だったが、昨年に単独ツアーを開催し、同8月には2期生9人が加入。今年1月には東京・日本武道館で3日間の単独コンサートを成功させるなど勢いに乗っている。

 現在は東名阪ツアーの真っ最中。今月10日に千葉・幕張メッセでファイナル公演を行う。