女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の20日に放送された第95話の平均視聴率が20・5%、21日放送の第96話が20・7%(ともに関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話と鈴愛が秋風塾を辞め新展開となった82話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は夫の涼次(間宮祥太朗)から開けてはいけないと言われた箱の中身が気になって仕方がない。そこで、光江(キムラ緑子)ら元に箱を持ち込み相談し開けた。すると中に入っていたのは、未完成の映画の脚本が入っていた。光江らは感心したが、最後まで書かれていないシナリオに鈴愛は不安を覚えた。その夜、翌日が撮影の休みで飲みに行っていた祥平(斎藤工)と涼次が夜中に帰ってくると、機嫌を損ねていた鈴愛は頭からバケツで水を掛けた。光江らは水をかけられたのが祥平と知り、映画「追憶のかたつむり」の話で盛り上がる。しかしその時、鈴愛は涼次が祥平に内緒にしていた映画の製作資金のことを話してしまった。その頃、喫茶店「ともしび」では、菜生の誘導質問でブッチャーが「結婚しよう。一番好きや」と告白をするが…。翌日の大納言では、機嫌の悪い鈴愛の所に涼次が機嫌を直してもらおうとお弁当を持ってやってきた。客のこない大納言を鈴愛は100円で売れるものや、方法などのアイデアを出していくが、フランチャイズで売ることが出来ないと言われた。涼次からは秋風に守られていたから、自由に仕事ができたことなどを諭される。その夜、鈴愛は夕食の用意をしていると光江から呼ばれる。大納言で販売していくアイデアを田辺から伝え聞いた光江は、その大納言のフランチャイズをやめ、鈴愛を店長にして、2人で店をやっていこうと提案した、という内容だった。