山下智久(33)の主演映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」が今月27日から公開される。

 山下に聞くと、映画の見どころは2つあるという。1つ目は、「映像のダイナミックさ」だという。劇中、千葉・成田空港や、東京湾アクアライン上にある海ほたるパーキングエリアなど、誰もが知る場所が事故現場となる。スケールの大きな現場映像は、確かに、シンプルに迫力がある。

 2つ目は、「いろいろな感情にさせてくれるところ」だという。今回は、山下はじめ新垣結衣、戸田恵梨香、浅利陽介、比嘉愛未の5人のメインキャストに、それぞれ感情が揺れ動く事象が次々と発生する。仕事や恋愛関係、家族関係、そして命との向き合い方など、さまざまなテーマだ。「2時間でこれだけの感情を味わえるってなかなかないと思うんですよ。いろんな要素も凝縮されています」と話す。

 記者も先日同作を試写会で鑑賞したが、感情が忙しくなるくらいさまざまなエピソードが入っていて、あっという間に2時間が経過していた。

 山下は「ドラマのファーストシーズン10年たって、作品の中でも僕ら5人は出会って10年の設定なんです。5人の旅立ち、患者さんとの向き合い方、そして人間ドラマ。全部楽しんでほしいです」とアピールする。「見終わった後はちょっとホッとします。誰かに思いを伝えてみたい、今を一生懸命生きよう、って思えます」。山下にとって長く語られる「代表作」になる可能性もある作品だ。