漫才師今くるよ(年齢非公開)、タレント清水圭(57)ら吉本芸人で結成された「京都市盛り上げ隊」が28日、京都市役所へ、門川大作京都市長(67)を表敬訪問した。

今年で5回目を迎える「京都国際映画祭2018」(10月11~14日)をはじめ、京都市の魅力を全国に発信することを目的に、京都にゆかりのあるメンバーで構成されたのが、この盛り上げ隊。今回は結成報告と決意表明をすべく、門川市長を訪ねた。

公式のプロフィルでは出身を「京都府宇治市」としている清水だが、「正確には京都市伏見区生まれやから」と、市内の生まれをアピール。「国際的にメジャーな京都だが、まだまだ来たこと無いという方も全国にいると思う。もっと魅力を発信して、発展のために一生懸命、我々が寄与したい」と、門川市長を前に決意を語った。

赤の唐草模様にピンクの花をあしらった京風の衣装で登場した中京区出身のくるよは「生まれた時からですから、京都が大好き。京都の話をすれば5時間ぐらい止まらない」と地元愛をうれしそうに話し出す。

和装で出迎えた門川市長は「市役所にこれほど著名な一流のアーティストが来ていただいたのは、市役所約130年の歴史で初めてじゃないかな」と笑わせ、「感激しております。伝統、志を継承して素晴らしい映画祭を我々も心して盛り上げていきたい」と協力を力強く話した。

盛り上げ隊の一員で、コンビそろって京都市出身のネイビーズアフロの皆川(25)は、堀川高校(京都市中京区)卒業で門川市長の後輩にあたる。

皆川は「強力なコネクションがあるので、それを利用して…」と、市長との親密な関係を全面的に押し出し「『京都人は腹黒い』みたいなイメージを払拭(ふっしょく)していきたい」と自虐的に意気込んだ。

それを受けて先輩の門川市長は「(市営)地下鉄もまだまだ厳しい経営ですので、『腹が黒い』ではなく、『経営が黒い』でお願いしたい」と芸人さながらの返しで拍手を受けていた。