テレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)の12日最終回の平均視聴率が12・9%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

東山紀之(51)演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人シシリーズの第4弾。「刑事資料課」と「捜査一課12係」の二刀流で事件解決に挑む天樹が描かれる。東山のほか倉科カナ(30)塚本高史(35)吉田鋼太郎(59)北大路欣也(75)田辺誠一(49)白洲迅(25)がメインキャストを演じる。

最終話のゲストは、宅麻伸、鷲尾真知子、山田純大、清水宏ら。

片桐正敏(吉田)が真剣な顔で2000年に発生した『九頭竜商店殺人事件』の捜査資料を見つめている。商店の夫妻が胸から血を流して死亡した事件で、当時たばこ店の店主だった中沢皐月(鷲尾)は「左ほおに大きな青いアザがある男を見た」と証言。やがて所轄署刑事、広岡健吉(清水)が証言通りの男を連行するが、のちに誤認逮捕だったことが判明し、真犯人はわからないままになっていた。

そこへ海老沢芳樹(田辺)、水田環(倉科)、青山新(塚本)が資料係に戻って来る。3人は資産家殺人事件の捜査にあたっていたが、警務部長、寺山章吾(宅麻)のお手柄で1日足らずで犯人が逮捕されたという。

だが数日後、交番に「九頭竜商店殺人事件」の証言者、皐月がやってくる。皐月は「犯人は別にいる」といい、さらに「右のほおに大きな青いアザがある男」と虚偽の証言をする。対応に当たった野々村匠海(白洲)は「犯人はすでに捕まっている」と伝えるが、皐月は主張を譲らない。

何とか野々村が皐月を帰らせるが、片桐は「俺はその女を、ずっと探していたんだ」と語る。当時、皐月は証言した後に姿を消していた。なぜ今になって現れ、同じ証言をしたのか。片桐は目的を知るため彼女の元へ向かうが、同じ頃、皐月は路上で倒れ病院へ緊急搬送されていた。

皐月の目的は何なのか、そして片桐が18年前の事件に固執する理由とは。真相が明らかになった時、天樹ら専従捜査班の7人は岐路に立たされることになるのだった。