女優三田佳子(77)が11日、京都・西本願寺で、アンバサダーを務める第5回「京都国際映画祭2018」(14日まで)のオープニングセレモニーに出席した。

次男高橋祐也被告(38)が覚せい剤取締法違反(使用)で先月、逮捕・起訴された。同法違反の疑いで逮捕されるのは4度目。今月9日には、保釈保証金300万円を納付し保釈された。

着物姿で登場した三田は「大変なお役目で大変うれしく思っています」とあいさつ。ステージとなった重要文化財の「南能舞台」を「大変神聖な場所」とし、「清濁あわせ持って、人生というのは作られていくのだと私は身をもってつくづく思う。(舞台に立って)清らかな、落ち着いた気持ちにさせていただいて」と話した。

何度も感謝を述べた三田は、「今後」と強調した声で続け、「また、三田佳子として、女優としてやっていけるのかもしれないなとつくづく思います。女優として最後までやっていきたい」と気持ちを述べた。

息子祐也被告に対する直接的な言葉は無かったが、事件を受けた三田の、今後の姿勢を示すかのような言葉だった。