2017年1月に離婚した米俳優ジョニー・デップ(55)と女優アンバー・ハード(32)の離婚訴訟の内容が明らかになり、宣誓供述の中でハードはデップの中にもう一つの人格が存在し、それをモンスターと呼んでいたと語っていたことが暴露された。

ハリウッド・レポーター誌が471ページにも及ぶ訴訟の関連書類の内容を報じたもので、デップから家庭内暴力(DV)を受けたと告発したハードは16年8月に「私を殴る時に現れる彼を私たちは”モンスター”と呼んでおり、それは何年も続いていた。私はそのモンスターに怯えていました」と証言していたと言う。

ハードはデップからDVを受けたとして16年5月に離婚を申請し、泥沼の離婚裁判の末にデップが700万ドルの和解金を支払うことで合意し、離婚が成立していた。しかし、デップ側は一貫してDVを否定しており、昨年10月のインタビューでも暴力を振るったことはないと改めて主張していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)