男性歌謡グループ「純烈」のリーダー酒井一圭(43)白川裕二郎(42)小田井涼平(47)後上翔太(32)が15日、都内で会見を開いき、元メンバー友井雄亮(38)の過去の女性問題を発端とした一連の騒動について謝罪した。おもな一問一答は次の通り。

  ◇    ◇    ◇

--今後の純烈は

酒井 振り付けにいうと友井がいないのは大きいこと。さまざまなクリエイターと仕事をしていくことになると思います。

--それぞれが会見を見て受けた印象

小田井 オンタイムで見られなかった。最後のメッセージは聞いてくれたのかなと思って見ていました。ただいろいろな感情がわき出てきたことは事実。もともと仲間だった人なのに、なぜか他人になったような気持ちで見ていました

白川 言葉になりませんでした。普段明るい友井しか見ていなかったので、ああいった会見で、友井を見るのはつらかったし、何でこんなことしちゃったんだろうって思いました。

後上 言葉遣いはいつもと違うと感じた。本人の思いが100%言えたのかな。数日前まで同じメンバーだったので。そう思いつつ、会見についていろいろな意見を言ってくださるのを見て、やってしまったことの重さを痛感しました。

酒井 「僕の中で、僕の中で」って言ってましたけど、それを言うなよって。あいつなりに伝えている部分もあったと思うんですけど、やっぱり傷ついた方が見たときに、もっとちゃんと伝えなきゃいけなかったんじゃないかと思います。その日、僕はオフで、自宅で家族全員で見ました。子どもたちも、友井ちゃん…という感じだったし、奥さんもダメだねと。友井なりに精いっぱいだったと思うんですけど、もう一個、迷惑をかけた人たちの気持ちに、ちゃんと向かわないと、と。そういうのは感じました。

--友井との思い出は?

酒井 何度も辞めようとしたんですよね。じゃあ辞めろよって言って、ほとぼりが冷めるとごめんなさいと戻ってくる。5つ下ですけど、弟みたいなもんで。2~3カ月に1回はかみついてくることもあったり、分かりやすい部分もあった。素直すぎる性格というか…。かみついてきて、ごめんねってあいつの中では、それでちゃんちゃんなんですけど、こっちは忘れてないよって。そういうのが分からないタイプ。そういうのがつながっちゃったのかななと、今となっては、そういう感想になってしまいました。

小田井 ある時仕事で、友井のお母さんを上京させてドッキリを仕掛けることがあった。親孝行を番組の中でかなえてあげられる。お母さんの笑顔が忘れられない。今、どう思っているんだろうなって。すごく心配です

白川 すごくたくさんある。足の悪いおばあちゃんがいて、その方が普段は温泉施設しか来ないんですけど、単独ライブがあったときにその方が来てくれて、あいつが真っ先にそのおばあちゃんのところに行って、ありがとうと行ったときの笑顔が忘れられないです(涙)

後上 年下、気を使わないといけないのに、友井さんが全部やってくれて、自分は最後、大きいお皿で食べているような印象です。

--2019年は

酒井 前川清さんの舞台の稽古もある。皆さんにもチャンスをいただいている。ここで失速して、笑われる人生は俺はイヤ。11年、苦労が絶えなかったけど、ここからが苦労元年。一丸となって、僕らのようなグループでもまた紅白に選んでいただけるように、応援していただけるように。何言ってんだと言われると思う。でもこのピンチをチャンスに、思いきり前向きに…僕らにはそれしかない。ピンチからはい上がる姿をさらして、必ず紅白に出るまでは辞められないですね。とことんやろう、そういう気持ちしかないです。心はぼっきり折れましたが、目の前の応援してくださる皆さんに笑顔に。1日1日を積み重ねていくのみです。

--今後の友井との関係は

酒井 純烈でいる限り、偶発的でない限りは接触しないと思います。また会いたい気持ちはゼロではないですけど、僕の中であいつは死にました。だから会うことはないと思います。

小田井 僕としては彼の口から聞きたいことはたくさんある。心の中でモヤモヤしている部分もある。まずはちゃんとしたことを聞きたいけど、それは簡単ではない。彼自身がピリオドを打っているので、また僕らの前に顔を出すことは難しいと思っている。いつでもいいので。いつかちゃんと説明をしてほしいと思う。

白川 友井自身は僕たちに会いたいとは思わないと思う。今どういう気持ちなのかを僕自身は聞きたいと思っています。

後上 近いところでは会えないと思っています。これから前を向いていくときに、その強さに影響すると思う。今は会えないなという気持ちで過ごしています。

--新メンバーが加入するという考えは?

酒井 0%ではないと思うが、今、このグループに入りたい人はいないと思う。この4人でそう思ってもらえるようになりたい。前よりすごくなったじゃんって言われるように。僕らは続けると決めた。やるだけです。

--秘密主義的な部分はなかったか?

酒井 それはなかった。僕の場合、家族がいることをしゃべるキャラ。友井は離婚経験があったり、養育費を払っていますというようなキャラというか。小田井は、結婚相手がタレントさんなので、共演者を驚かせたいという思い。白川は本人と事務所の話し合いの中で、自分の中から発信するのではなくて、報じられたタイミングで発するという方法だった。

--借りたお金の工面などについて聞いていたか

酒井 そんな話はなかった。よこしまなことがあることは、僕に1番言いづらかったと思う。