女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の14日に放送された第113話の平均視聴率が21・9%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、即席ラーメンが完成し、萬平(長谷川博己)と福子(安藤サクラ)は「まんぷくラーメン」と命名。真一(大谷亮平)は「これは食の革命だ。大発明だ」と絶賛。「量産態勢に入り会社をつくった方がいい。僕は信用組合をやめて、その会社に入りたい」と希望する。さらに世良(桐谷健太)は「ラーメンを僕に売らせてください」と願い出る。萬平はラーメンを袋詰めにしようと考え、袋のデザインを忠彦(要潤)に依頼する。

そんな中、タカ(岸井ゆきの)が産気づき男児を出産。そして忠彦は斬新なデザインがひらめく。カラフルな「まんぷくラーメン」のパッケージが完成し、会社は「まんぷく食品」に決定する。