山川豊(60)ら「長良グループ」に所属する歌手10組が11日、東京・杉並公会堂で「第20回 長良グループ 夜桜演歌まつり」を行った。

桜の季節に東京23区を23年かけて回ろうと、2000年(平12)にスタートした毎年恒例の音楽イベント。訪れた自治体の社会福祉協議会に、売り上げの一部を寄付するのも恒例になっている。

公演ではそれぞれの歌唱のほか、山本リンダ(68)を中心に、ヒット曲「狙いうち」を出演者全員で「ウララ、ウララ、ウラウララ~」と踊りながら大合唱。客席と一体になって大いに盛り上がった。

山川は「ついに20回。あと3回で終わると思うとさみしい気持ちもある」としんみり。「23回を終えたら、次はもっと大きな会場でやるというのもありですね」と続けると、氷川きよし(41)が「東京ドームはどうですか」と提案した。

田川寿美(43)が「桜の季節にイベントができるのがいい。お客さまの喜ぶ顔を見るのがうれしい」とファンに感謝。水森かおり(45)も「今回が平成最後。令和になっても『演歌の心』を大切に伝えていきたい」と誓っていた。

料理が趣味の氷川は先日のイベントに、手製のおにぎりを差し入れに持ってきた。山川は「お米がパサパサだった。もっと強く握りなさい」とアドバイスをするほほえましいシーンもあった。

ほかに岩佐美咲、はやぶさ、藤野とし恵、椎名佐千子、グッチ裕三が参加し、昼夜2公演で約2000人を動員した。

まだ回っていないのは世田谷、豊島、足立の3区。