NHK大河ドラマ「いだてん」の第2部(6月30日スタート)から登場する新キャスト7人が、24日に発表されました。同日の都内での会見を取材し、現在、放送中の第1部とは違う印象を感じ、期待できそうな気がしました。

NHKの番組幹部は「(オープニングの)タイトルバックも変わる。ドラマの感じもがらっと変わる」と語ると、「今までも明るかったが、とにかくチーム田畑(阿部サダヲが演じる主人公)というか、阿部サダヲさんが明るいので、すごく明るく仕上がっている。楽しいです」と説明していました。他の関係者に聞いても「かなりコミカルに仕上がっている」という声が目立ちます。

オープニングのタイトルバックは現在の明治の街並みから昭和の街並みになるそうで、明るく、楽しくなるイメージだそうです。現在は、阿部が隅田川を泳いでいるシーンでしたが、これを上回るようなあっと驚く映像が期待できそうです。

第2部は登場するオリンピック(五輪)選手の数が多く、ストックホルム五輪で惨敗した第1部とは違い、メダルを獲得する選手が多数出てきます。また、阿部に負けない明るさと楽しく、元気なトータス松本や皆川猿時らも加わり、ともてもにぎやか。物語に笑いの要素も第1部よりも多いようです。視聴者にとっても日曜の夜に笑えて、明るい気分になるのはうれしいはず。第1部で大河を離れた視聴者も次第に戻ってくるかもしれません。「いだてん」第2部は、一言で言うと「明るい大河ドラマ」。期待したいと思います。【中野由喜】