テレビ朝日系の討論番組「朝まで生テレビ!」の司会を務めるジャーナリスト田原総一朗氏は、27日未明に放送された番組内で、一部週刊誌で不倫疑惑を報じられ、この日、進行役でのレギュラー出演を見合わせた同局政治部記者、村上祐子氏(40)を、早期に番組に復帰させたい意向を示した。

局側は週刊誌報道を受けて23日、村上氏の「朝まで-」への出演を、当分見合わせると発表。この対応に対し、同番組に出演している国際政治学者の三浦瑠麗氏が、SNSで異論を唱えていた。

この日の放送は「激論!“令和時代”の天皇と日本」がテーマだったが、番組の議論の流れで、三浦氏が村上氏の話題に言及。「(村上氏を)復帰させますよね。別に不法行為でもないけれど、1度失敗した人に再チャレンジを与えるわけですよね」と、田原氏に迫った。

これに対し、田原氏は「僕は、局の上層部に、なるべく早く復帰させるようにと言っている」と述べ、村上氏の早期復帰を望んでいる意向を示した。三浦氏は、それ以上この話題には触れなかった。

アナウンサー出身の村上氏は、アナ時代の06年、同僚の元男性アナと結婚。15年に政治部に異動し、政治の現場の最前線で取材を続けている。

この日は村上氏に代わり、同局の本間智恵アナが、渡辺宜嗣キャスターとともに、番組進行を務めた。