俳優佐野勇斗(21)が2日、神奈川・ラ チッタデッラで、主演映画「小さな恋のうた」(24日公開)はいさいFESTAコラボ企画でフリーライブに出席した。

同映画は、ロックバンド「MONGOL800」の同名曲を題材にした作品。メジャーデビューが決まった沖縄の高校生バンドを通じて、楽曲に込められた知られざるメッセージを導き出し、日米2つの国とともに生きる若者たちの青春を描いている。同作で佐野はボーカル、真栄田郷敦(21)山田杏奈(18)がギター、鈴木仁(20)がベース、森永悠希(22)がドラムを担当している。同バンドは映画から飛び出し「小さな恋バンド」(ちい恋バンド)としてCDもリリース。この日が、デビューライブとなった。

佐野は「舞台袖ではバチバチに緊張していたけど、みなさんが盛り上げてくれたおかげで、なんとかできました」と集まったファン約1000人に感謝した。演奏中には、突然の豪雨にも見舞われた。森永の「まさに嵐を呼びましたね!」に会場は大歓声に包まれた。

山田は「緊張しました。みなさんのパワーがすごくて圧倒されそうでしたが、楽しくできました」。真栄田は「撮影時とはまた違ってライブも楽しかった」。鈴木は「映画だけでなく、みなさんの前で演奏できてうれしい。緊張したけど楽しかった」と、それぞれ感想を語った。

この日、3曲を披露。「小さな恋のうた」演奏時、最後のサビでMONGOL800上江洌清作(38)世良公則(63)がサプライズで登壇した。上江洌は「俺と世良さんのほうが緊張した」と笑い、「1年間楽器に向き合ってデビューもして。なんだろう、この親心的なものは。これからもライブを見たいなと思います」と話した。

劇中、ライブハウスオーナーとしてバンドを見守る世良は、「撮影時と同じ気持ちで見ていた。君たちは最高、マジで。俺がこんなこと言うなんてないから!」と絶賛した。