俳優窪田正孝(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の第6話が、13日に放送される。

窪田が演じる五十嵐唯織(いがらし・いおり)は、写真には必ず“真実”が写ると信じている診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医から認められた後に帰国して、本田翼(26)が演じるヒロインの甘春杏(あまかす・あん)が放射線科医として勤務する甘春総合病院で働き始める。杏は、甘春総合病院の前院長の娘。父が愛した病院を守りたいと思っている。患者を常に助けたいと思っているが、病院側の人間として、患者よりも病院のルールや効率を優先してしまうこともある。医師免許を持たない放射技師を見下していた杏だが、唯織との出会いで変わっていく。

杏をめぐって唯織の恋のライバルにもなるエリート整形外科医・辻村駿太郎を演じているのが劇団EXILEの鈴木伸之(26)。「原作漫画を知らなかったので、出演が決まってから読ませていただきました。放射線技師の方とは、普段なかなか触れ合う機会が少ないので、そこに焦点を当てたドラマってどういう風になるんだろうと思ったんですけど、台本を読んでも、放送を見ていても、新しい発見がたくさんあるんです。お医者さんの視点でも、患者の視点でも、新鮮な気持ちで見ることができる作品なんじゃないかと思っています。僕は医者役初めてなので、そういう部分でのチャレンジもありながら、毎日新鮮な気持ちで現場に臨めています」と話している。

第6話では、唯織(窪田正孝)は、杏(本田翼)と整形外科医の辻村駿太郎(鈴木伸之)がある小説の話で盛り上がっているところを目撃する。その小説とは診察部長兼放射線科長の鏑木安富(浅野和之)が取材協力した医療小説だった。さっそくその小説を読み始める唯織。

同じころ、鏑木は、院長の大森渚(和久井映見)に会い、放射線技師の役割を超えた唯織の行為は医師法に抵触する可能性があり、憂慮すべき事態だと告げる。それに対して、唯織は技師としての所見を述べているにすぎない、と返す渚。そこで、問題が起きた場合は渚が責任を取るという言質を得た鏑木は、唯織の同僚の放射線技師・軒下吾郎(浜野謙太)に接触し、唯織の行動を監視するよう命じる。

そんな折、公園で遊んでいて手すりから落下し、腹部を強打した女の子・沙里が救急搬送されてくる。腹部CTの依頼を受ける放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)や、放射線技師の黒羽たまき(山口紗弥加)たちラジエーションハウスの面々。CT画像を見た杏は、脾臓(ひぞう)の出血を確認し、将来、傷口が目立たなくて済むように画像診断装置で患者の体の中を透かして見ながら治療を行うIVR<画像下治療>による止血を提案する。広瀬裕乃(広瀬アリス)たちも沙里への負担が少ないIVRを期待していた。ところが鏑木は、IVRではなく開腹手術をするよう命じる。