GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZの4組によるプロジェクト「BATTLE OF TOKYO」の4日間公演の最終公演が7日、千葉・幕張メッセで行われた。

EXILEに憧れてアーティストになった、平均年齢22・5歳の「Jr.EXILE世代」がステージで躍動した。企画プロデュースのHIRO(50)が「5年後、10年後と続くものにしていきたい」と語る一大プロジェクトのキックオフ。GENERATIONSとTHE RAMPAGEによる「SHOOT IT OUT」で幕を開けると、4組それぞれによるコラボ楽曲や、各グループの曲を次々と全24曲を披露。中盤では、パフォーマーによる「ダンスバトル」も組み込んで、この日の2万人をはじめ、4日間合計で8万人を魅了した。

LDHが展開するスクール「EXPG」で同じ釜の飯を食べて育ってきたメンバーたちだが、4日間の公演で結束をより高めた。

3日目公演の前日6日は、FANTASTICSで、胃がんのため亡くなった中尾翔太さん(享年23)の一周忌。アンコールで、中尾さんへの思いを込めて、闘病中に制作されたEXILEの「Turn Back Time」を出演者全員で歌唱。ファンは、中尾さんがデザインしたキャラクターのモチーフだったヒマワリを掲げ、メンバーたちは感極まった。

同じEXPG名古屋校出身で、ともに「EXILEパフォーマーバトルオーディション」(14年)を受験したこともあったFANTASTICS堀夏喜(21)は公演前の取材で「言葉を交わさなくても、隣にいるメンバーから、そして会場中に温かい気持ちが伝わっていって…。初めての経験でした」と振り返った。

来年のライブ開催(詳細は未定)も発表されるなど、「BATTLE OF TOKYO」は、今後もさまざまな展開が予定されているという。GENERATIONS数原龍友(26)は「自分たちもこれから何が起きるんだろうという期待がある。このメンバーで、ドームツアーをやりたい」と意気込んだ。【大友陽平】

 

◆Jr. EXILE世代 GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZを中心とした、EXILEに憧れ、EXILEを夢見てアーティストを目指してきたEXILE TRIBE(一族)の総称。多くのメンバーが、LDHが展開する総合エンターテインメントスクール「EXPG STUDIO」出身で、それぞれがオーディションなどを経て、デビューに至る。