女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の9日に放送された第86回の平均視聴率が20・2%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつと咲太郎(岡田将生)は、北海道から東京に帰ってきた。亜矢美(山口智子)に十勝での千遥の出来事を報告した。すると亜矢美は千遥の心の内にあるものを察し、落ち込むふたりを元気づけた。なつは翌日、東洋動画に出社すると北海道で夕見子からヒントをもらった「ヘンゼルとグレーテル」を題材にした短編動画の案を下山(川島明)、麻子(貫地谷しほり)、坂場(中川大志)に提案した。すると麻子と坂場は「ヘンゼルとグレーテル」でやることに賛成した。その晩、坂場はなつが住む風車に赴き、企画書をつくるためのあらすじの相談をしに行った、という内容だった。