女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の1日に放送された第106回の平均視聴率が19・5%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、坂場(中川大志)は、なつらが描いてくるキャラクターと自分が思い描いているイメージとが合わず、長編映画の製作がなかなか進まなかった。その時、坂場と折り合いが悪くなっていた仲(井浦新)から、キャラクターの絵が入った動画用紙をなつを介して坂場に手渡された。それを見た坂場は、仲に対して抱いていた思いが誤りだったことに気づき、力を貸してくださいと頼んだ。仲も「分かった」と了解し、映画製作が進んでいった。そして仕事帰りに風車に寄ったなつと坂場は、何げない言葉からふたりの関係を亜矢美(山口智子)に気づかれた。亜矢美は「今が一番きれいだよ」となつを祝福した。春公開だった映画製作はスケジュールが遅れていき、夏の公開となり不入りに終わった、という内容だった。