プロフィギュアスケーター織田信成さん(32)と元バレーボール日本代表の木村沙織さん(32)が13日、来年の東京オリンピック(五輪)を応援する「東京2020大会協賛くじ」の発売記念イベントを都内で行った。

くじは1等賞金が1億円で、前後賞を合わせると1億5000万円になる。

1億5000万円の札束のダミーを目の当たりにした織田さんは「テンションが上がる。どれだけ働けば(この金額が)手に入るのか…」とため息交じりに話した。もし1億円が当たったらと聞かれると「うれしくて涙が止まらない。泣きながら家族に報告します」と、持ち前の泣き上戸を発揮すると予告した。

札束の山に手を触れた木村は「無意識のうちに手が伸びた。あやかろうと思って」と弁明しながら「においはない。無臭でした」。そして「くじを買わないと夢が手に入らないから、発売日の明日に早速買いに行きます」と意気込んだ。

くじを当てるには運も必要だ。験担ぎについて、織田は「玄関に熊手と、幸運を呼ぶとされる天然石を置いている」と明かし、天然石の効果について「このイベントに呼んでもらったことです」。木村は「ポジティブ志向で考えること。そうすれば幸運が降ってくると思う」と語った。

イベントでは、パラリンピックの正式種目で、尻を床に着けたまま動き回る「シッティングバレーボール」に挑戦。同競技の女子日本代表チームの斉藤洋子(46)と小方心緒吏(33)の指導を受けた。織田は「すごく難しい。摩擦でお尻がすごく熱くなる」。木村は「きつい。移動するとズボンが脱げる」と笑顔を見せた。

くじは14日から9月10日まで全国で発売。