米俳優ブラッド・ピット(55)が13日、都内で、製作、主演を務めた映画「アド・アストラ」(ジェームズ・グレイ監督、20日公開)のジャパンプレミアイベントに出席した。

1時間遅れでカーペットイベントに登場したピットは、会場外に集まったファンにも手を振って歓声を受けた。

続いて出席した舞台あいさつで、ピットは「特別でユニークな映画なので、大きなスクリーンで見てほしい。今日は時間を割いて見に来ていただいて本当に感謝します」と、丁寧にあいさつした。

何度も来日し、前日の会見ではニシキゴイについて熱く語るなど、親日家としても知られる。日本滞在について「いつも時間足りないので、次こそはと思う。文化も生活もすばらしい。次回は仕事なしで来ようと思います」と話した。

同作は、宇宙で行方不明になった父を捜す物語で、ピットは宇宙飛行士を演じた。「テーマはいくつかあります。親との関係を理解すること、自分を理解すること。自分自身を探す物語でもあると思います」とし、最後に「みんな人には優しくしましょう」と、主人公が直面する問題を引き合いにメッセージを送った。