俳優長谷川博己主演のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(19日スタート)の放送回数が44回に決まり、16日、同局から発表された。沢尻エリカ被告の逮捕、降板による一部撮り直しの影響で放送開始が2週遅れた影響と、7月からの東京五輪期間中の放送休止措置によるもの。

オリンピックの3週間と、パラリンピックの2週間、計5週間分が休止となる。撮り直しによる影響ついて、落合将チーフ・プロデューサーは「ないと言えばうそになる。オリンピックをどうするかというのを最近までNHKで検討していた結論が出て、なおかつこういうことで2週間遅れたというのを鑑みて、全44回に決定した」と説明した。

「真田丸」(16年)、「おんな城主 直虎」(17年)あたりまでは全50話が一般的だったが、「西郷どん」(18年)は主演インタビューなどの特別版を3回挿入して全47話、昨年の「いだてん」は統一地方選、参院選、ラグビーW杯中継で3回休止となり、全47話となっている。44回は近年の大河では少ない。

初回は75分の拡大版となるが、今後どこかで拡大版を放送するかの可能性について「のちのち、最後の方にどうなるか」とした。