アンジャッシュ渡部建(47)が、女性スキャンダルが報じられて芸能活動を自粛したことを受けて、相方の児嶋一哉(47)が12日、渡部がMCを務めるJ-WAVE「GOLD RUSH」(金曜午後4時半)に代役として出演した。児嶋は、渡部の不倫を認めた上で「本当に大バカ」などと涙ながらに謝罪し「仕事もうまくいくしプライベートも順風満帆。てんぐになっていた」などと批判した。
児嶋の謝罪で浮き彫りになったのが、アンジャッシュのコンビ内格差と溝だ。児嶋が高校卒業後、同級生だった渡部を誘い、1993年(平5)に結成して27年…。児嶋は謝罪の中で
「アンジャッシュは、仲良しコンビではなく、めちゃくちゃ仲が悪い時があれば、ちょっと話す時もあった。(渡部の)言い方に愛を何も感じない時があった」
「10年以上前に切れて、ちょっとけんかになった時がある。アイツは頭が良いから理論武装されて、響かなかった」
などと吐露。その上で「(渡部が)僕なんかより全然、売れていて叱るのが立場的にしづらく、何か言うのが10年くらいなかった。甘やかした」と、コンビ内格差が渡部を増長させたことを示唆し、反省した。
児嶋の涙の謝罪を聞いていて、脳裏に浮かんだのが、高校の先輩、後輩が1990年(平2)に結成し、仲がいいと見られながら、今年勃発した騒動を受けて、コンビの間に溝があったことが明らかになったナインティナインだ。
岡村隆史(49)が4月23日の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で、新型コロナウイルスの影響で経済的に厳しい女性が風俗で働く可能性があるという趣旨のことを発言。それを受けて、14年に番組を卒業した相方矢部浩之(48)が同30日の放送に緊急出演し“公開説教”し、5月7日の放送では生謝罪した。
番組では、岡村が体調を崩した10年ころから、2人が直接話をしたり食事をする機会がなかったこと、それを「スタイル」と捉えていた岡村に対し、矢部は「不仲」と、2人の認識に大きなズレがあったことが浮き彫りとなった。
岡村は5月7日の放送終了後、矢部に電話して謝罪し、その後、2人で真剣に話し合い「思うていることは全部話せた」(岡村)と“和解”。同14日放送の番組から矢部が復帰し、番組名も「ナインティナインのオールナイトニッポン」に戻った。
高校から付き合いがある2人がコンビを組み、90年代前半に結成し、その後、人気者になったこと、女性にまつわる問題で世を騒がせたことなど、共通点があるかのようにみえる部分もある。
ただ、決定的な差は、渡部が相方の児嶋からも「たちが悪い、気持ち悪い」と指摘されるような不倫をしたことだ。児嶋は、渡部から「心、入れ替える」と謝罪の言葉があったと明かした上で「人間、そんなに簡単に変わることが出来るとは思っていない」と突き放した。さらに「仮に復帰できなくても、変わってないと、どの仕事もダメ」と、渡部が復帰できない可能性まで示唆した。
2カ月弱の間に、人気お笑いコンビが相次いで騒動を起こし、その結果、コンビ内不和や格差が浮き彫りとなった。人々を笑わせる裏にある、本音の部分や難しさの存在を、改めて感じずにはいられなかった。果たして児嶋は、矢部が岡村にしたように、相方として渡部を叱り、生き方を正すことが出来るのか…今後も注視したい。【村上幸将】



