歌手ささきいさお(78)俳優武田真治(47)お笑い芸人ケンドーコバヤシ(47)声優花沢香菜(31)が17日、映画「ランボー ラスト・ブラッド」(26日公開)日本語吹き替え版キャストの公開記念イベントに出席した。

「ランボー最後の戦場」(08年)から11年ぶりとなる新作は、誘拐された友人の娘を助けるためにメキシコの麻薬カルテルに戦いを挑むストーリーで、シリーズ最終章とされる。約40年にわたって同シリーズでランボー役を担当してきたささきは「声を作るのに無理してお酒飲んで騒いだりしてきた」と役作りの秘策を明かした。今回はコロナによって1人で飲んだといい「年取って低音の響きがなくなってきたので、ランボー早く終わって欲しいなと思っていた。最後に間に合った!」と笑いを交えて振り返った。

同シリーズが自身の年齢より長く続いている花沢は「まさかランボーに関わることができると思わなかったのでうれしかったです」と驚きの表情を浮かべた。悪役の兄弟を演じたケンドーコバヤシと武田は「我々世代は直撃です」と同シリーズへのリスペクトを示し、ケンドーコバヤシは同作について「男の全てが入っている」と絶賛した。

筋肉自慢の武田はランボーのコスプレ姿で登場。オイルで光る肉体を披露し、ケンドーコバヤシから「正気ですか、ほんまに?」とつっこまれながらも「賛否両論。否しかないなと思いながらも…ラスト・ブラッドですからね。間に合ったぞっていう」と存在感を示した。さらに「僕個人として(ランボー役の)シルベスター・スタローンさんにメッセージを送りたいと思います。卒業ということですが、もしまた、ランボーに身を任せたくなったら、ぼくら世代はいつでもいつまでも待っています。卒業おめでとうございます。ありがとうございました!」とランボー愛を爆発させた。

最後にささきは「寂しさもありますけど、最後にふさわしい作品になった。日本語版もすごくできがいい。是非日本語版もお楽しみください」と呼びかけた。