ジャニーズ事務所の4人組ユニット、ふぉ~ゆ~が20日、都内で舞台「ENTA! 3 4U.Zeppin de SHOW」の会見を開いた。

席上で、福田悠太(33)と辰巳雄大(33)がコンビ「つ~ゆ~」として19年に初出場し、3回戦に進出した漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2020」に、今年は越岡裕貴(34)と松崎祐介(34)が新コンビ「おつゆ」を組んで参戦したことで、M-1に関しては対抗心が燃え上がっていると各メンバーが明かした。

まずはM-1初挑戦の、おつゆが9月24日、大阪会場で1回戦に出場。無観客の中、ネタを披露した松崎は、いきなり「ハーッ」と叫んで両手を広げる“荒技”を披露。さらに、禁断? のエロネタまで繰り出し、見事に164組中、2位で突破。会場で選ばれた「TOP3ネタ」として、公式YouTube動画でもネタが紹介された。

一方、2年目の、つ~ゆ~は9月29日、東京会場での予選1回戦に登場。ジャニーズの先輩を絡めた“ジャニーズあるあるネタ”で3回戦に進出した昨年に続き、今回も先輩との会話などを盛り込んだネタを展開し、1回戦を突破した。

会見でM-1について話が及ぶと、松崎は「ハーッ」と叫んだことについて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、会場が無観客だったと説明。その上で「無観客を自分から解放しないと、空間を自分のものとしなきゃと思い、やった。途中から練習以上のものを出せた」と、自ら場を制圧し、乗っていこうという狙いが奏功したと強調した。越岡も「お芝居とは違う。無観客で緊張した。松崎君が冒頭で『ハーッ』とやって良くなった」と“松崎効果”あっての1回戦突破だと感謝した。

一方、M-1では先輩の、つ~ゆ~の辰巳は黙っていられなかった。「M-1になると、つ~ゆ~と、おつゆのバトルになる。ライバル意識が芽生えちゃって、ネタの話はしない」と明かした。さらに「おつゆが大阪予選で2位を取って…公式サイトで動画を見られるので、見てしまった。のびのびやってるなという感覚」と悔しさをにじませた。

辰巳は、自分たちが“ジャニーズあるあるネタ”という強みを生かしているのに対し、おつゆが純粋に笑いのネタで勝負していると指摘。「僕らは、ジャニーズの先輩の話を交えた、しゃべくり漫才。おつゆはコント漫才というか、思い切り2人のキャラがはじけた漫才」と警戒感を強めた。その上で「僕らのネタは、世の中に出してない。2回戦で、かましてやりたい」と意気込んだ。

福田も「最初は、みんなで出場しようという雰囲気だったのが、練習を重ねると亀裂が…」とライバル心の高まりが止まらないと強調。「負けないぞと。(上位へ)進出していくのが目標なんですけど、お互いに負けないというのが強くなった。優勝を目指して頑張ります。そうじゃないと失礼なので」と闘志を燃やした。

予選2回戦は26日に大阪会場を皮切りに始まるが、つーゆーとおつゆの出場が、同日になる可能性も浮上しているという。辰巳が「僕らは一緒に舞台とかやらせていただき、同じスケジュールを過ごしているので、もしかしたら同じ日に直接?」と直接対決の可能性を示唆。福田も「直接対決が本当に嫌で、スケジュールを調整したいけれど、どうせなら早くやりたい」と複雑な心中をのぞかせた。