窪田正孝(32)が26日、都内の秋葉原UDXシアターで行われたアニメ映画「映画 えんとつ町のプペル」(広田裕介監督、12月25日公開)ハロウィンスペシャルイベントに登壇して、第一声に「ゴミです」と言い、取材陣を笑わせた。

「映画 えんとつ町のプペル」は、16年に発売されて累計発行部数50万部を記録した、お笑いコンビ・キングコングの西野亮広(40)原作の絵本で、西野が映画の製作総指揮、脚本も担当。窪田はハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペルを演じた。いつも厚い煙に覆われ、空を見上げることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、プペルは芦田愛菜(16)演じる星を信じる少年ルビッチと「星を見つける旅」へと出る物語。

窪田は収録について「たった1日ですが、いろいろなことを感じさせていただきました」と感慨深げに振り返った。プペルの声を演じる前に西野と話し合いを持ち「やりながら探っていきましょうと言っていただいた。作り込むのも違うなと思った。役者の自分が出来ることは何だろうと、リアリティを考え、最初はおじいちゃんみたいな声になって、そこから的を絞った。後半は愛菜ちゃんと一緒に録った。だんだん、プペルの形が形成された」と、芦田との共演が役作りに大きかったと語った。西野は、西野と芦田との共演を「めおと漫才みたいだった」と評した。

窪田は芦田とアフレコブースで、初めて対面したという。芦田が「最初、男の子の声と聞き、どういう声にしようかと不安になった。窪田さんと演技させていただき、感情移入してウルッとくるシーンもあって苦労とかは感じなかった」と感謝すると、思わず苦笑い。「2人きりって、なかなか、ならないよね。初めましてだし…どうしようかなと。ポンコツなんで、なかなか話できなくて」と謝った。芦田が「いえいえ、フレンドリーに…」と感謝すると、窪田は笑みを浮かべた。