30代独身女性との不倫が報じられた元衆院議員の宮崎謙介氏(39)が、29日のTBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に妻で元衆院議員の金子恵美氏(42)と生出演し「妻と家族を大きく傷つけてしまった」と頭を下げ謝罪した。妻が長男を妊娠中の16年に報じられ、議員辞職に追い込まれた件から4年ぶりの2度目の“ゲス不倫騒動”に「3度ないよう気持ちを入れ替えてやっていく」と誓った。金子氏は「離婚をすることは考えていないです」と明言した。

当初金子氏1人が出演予定だったが、27日「文春オンライン」で不倫が報じられ、番組側が28日宮崎氏に緊急オファー。同氏も説明責任を果たしたいと出演を決めた。同氏は「女性とは文通のような形で相談に乗った。深刻な話を聞くうちに軽率、調子に乗った自分が出てきて女性の指定したホテルに行き、行き過ぎたコミュニケーションがあった。前回より今回の方が重たいと思っています。前を向いて逃げずにやっていきたい」と反省した。

金子氏は発覚の経緯を説明した。「具合が悪い」と訴えた宮崎氏に、新型コロナウイルス感染を懸念しPCR検査を受けるよう言ったが、かたくなに拒んだため「変だなとピンときて『またスキャンダルですか?』と聞いた」という。宮崎氏は、か細い声で「ごめんなさい」と謝ったという。

金子氏は「なぜ? と正直、あきれました」と目にうっすら涙を浮かべた。前回の不倫からの夫婦の再起をつづった著書「許すチカラ」(集英社)を10月18日に出版した直後の、2度目の騒動に「真面目に書いたのにギャグみたいになったのが一番、恥ずかしい」と吐露。2度の不倫を報じた「文春」に「3度ないように監視し続けていただきたいかな」と異例の“公開依頼”。夫にも「『許すチカラ』を1万冊でも手売りして欲しい」と要求した。

 

◆宮崎氏2度不倫の経緯

15年12月23日 結婚式で金子氏の出産後、約1カ月の育児休暇の取得を宣言。

16年2月10日 「週刊文春」が自宅で女性タレントと「不倫密会」と報じた。

同13日 不倫を認め、議員辞職すると表明。「これからも妻と生活したいが、そんな虫のいい話はないだろう」と離婚も示唆。

同18日 「週刊文春」が12年の初当選前に知り合ったA子さんにも求婚した「二重婚約」疑惑を報じた。

同5月29日 金子氏がフェイスブックで「子供を守っていくことが最善の道と考えるようになった」と離婚しない考えを表明。

17年10月22日 金子氏が衆院選(新潟4区)落選。

同29日 「サンデージャポン」に夫婦で騒動後、初のテレビ出演。「申し訳ありませんでした」と謝罪。

20年11月27日 「文春オンライン」が、SNSで知り合った女性と6月からメッセージを交換し10月21日に都内ホテルで密会と報じた。