宇崎竜童(74)が2日、都内で映画「痛くない死に方」(20日公開、高橋伴明監督)完成披露試写会に出席し、トレードマークであるリーゼントヘアのセットに、25分要することを明かした。

終末医療に関わる在宅医と患者、その家族の物語で、宇崎は末期の肝臓がん患者を演じた。役作りのため、おなじみのリーゼントは“封印”。宇崎は「何十年もやっているこの髪形、25分かかるんです。病人になってもするかと考えたら、しないよね」と説明した。白髪も地毛のまま、自然体で撮影に臨み「そのまんまバサバサの髪で出掛けたら、監督が『いいんじゃない』と。あまり人にお見せしたことはないけれど、あれが本当の私の白髪です」とちゃめっ気たっぷりに語った。

女優余貴美子演じる看護師から介助を受けるシーンにも挑んだが、これについては「言いたくありません」と口ごもった。「1つだけ、監督にお尻は映さないでとお願いしたけれど、余さんには完全に見えている。撮っている間中、恥ずかしかったです」と照れまくりだった。

在宅医・長尾和宏氏のベストセラー、「痛くない死に方」「痛い在宅医」をモチーフに、終末医療に関わる在宅医と患者、その家族の交流を描く物語。

主演の柄本佑、坂井真紀、奥田瑛二、高橋伴明監督も登壇した。