吉本興業とABCテレビがタッグを組み、“料理人のM-1グランプリ”となる「DRAGON CHEF 2021」(今夏に決勝大会)のエリア予選進出者が決まった。最年少となる10歳の女の子から、海外での修業経験のある本格派シェフ、全国各地の名店で働く料理人ら日本全国から761人のエントリーの中から59人がエリア予選に進出した。

北海道からは、富良野産の食材にこだわった1皿で勝負した24歳の神村太陽さん、三重県からはミシュランにも掲載されたオーナーシェフ・大野嬉々さん、大阪からはさまざまなコンクールで受賞経験のある中華の期待の星・花田洋平さんら、ハイレベルな料理人がエリア予選を戦う。

優勝賞金はM-1と同じ1000万円。全国各地の予選を勝ち抜いた若き料理人が、今夏の決勝大会までフードバトルを繰り広げる。エリア予選を勝ち抜くと、サバイバルラウンド(3月末~5月)に進出する。南海キャンディーズの山里亮太が番組MCを担当する。

番組を担当するABCテレビ、近藤真広プロデューサーは「何よりもうれしいのは、日本全国47都道府県すべての料理人の皆さんにチャレンジしていただいたことです。『地域創生』をテーマに立ち上げた『DRAGON CHEF』の、まさに目指していたことです。エントリーの際に記入していただいたエントリーをした理由の中には、コロナ禍の中、厳しい状況に置かれている飲食業界、生産者の皆さんの切なる思い、熱い思いが書かれているものをたくさん目にしました。そういった皆さんの思いを胸に、日本中を『食』で明るく盛り上げていきたいと思っています」とコメントした。