作家の村上春樹氏(72)が14日、都内のTOKYO FMホールで、自身がDJを務めるTOKYO FMの番組「村上 RADIO」のライブイベント「MURAKAMI JAM いけないボサノヴァ」を開催した。村上氏は、ともに司会を務めた坂本美雨(40)から、この日がバレンタインデーであると話を向けられると「高校時代に何度か、チョコレートみたいなのをもらったことがあります」と答えた。

その上で「僕の高校時代だから、ずいぶん昔…石器時代。ホワイトデーもなかった。義理チョコもなかった」とジョークを口にした。そして「そういうのが出てきてから恵方巻きになった」と続け、バレンタインデーが日本ではイベント的になっていると示唆した。

坂本から今年、バレンタインデーのチョコをもらったかと聞かれると「幾つかいただきました。とても幸福です」と笑みを浮かべた。

この日は、ギタリスト村治佳織(42)の演奏をバックに、自身の82年の短編「1963/1982年のイパネマ娘」を朗読した。村上氏は「82年に書いた、短い作品です。ボサノバに合うと思い、机の奥から久しぶりに引っ張り出しました。伴奏中の朗読は初めて。(TOKYO FMの番組)『ジェットストリーム』みたい…頑張ります」と語り、朗読。終了後は「伴奏が、すてきでしたね」と感想を口にした。

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