作家の村上春樹氏(72)が14日、都内のTOKYO FMホールで、自身がDJを務めるTOKYO FMの番組「村上 RADIO」のライブイベント「MURAKAMI JAM いけないボサノヴァ」を開催した。村上氏はトークの中で、神奈川県内の自宅近くで、イノシシに遭遇したと明かし、場内を笑わせた。
村上氏は、ともに司会を務めた坂本美雨(40)から、コロナ禍における近況を尋ねられると「外国にいることが多いんだけど、行けなくて、ずっと日本で仕事しています」と語った。インスピレーションの面で、影響があるかとの問には「普通に生きている…う~ん」と続けた。その上で、こう続けた。
「でも、神奈川県の山の中にある自宅の、近所を歩いていたら、イノシシがいた。大型犬かと思ったらイノシシだった。(イノシシは)時速70キロで走る。僕は走れないので、隠れました」
その上で、村上氏は「日本も最近、ワイルドになった」と言い、笑った。
また、自身について「実在しないと思っている人がいる。架空の人と思っている…信じなくてもいいけど」と苦笑した。