宝塚歌劇団は15日、花組次期トップ娘役に、7月5日付で、専科を経て星風まどかが就任すると発表した。新トップ娘役としてのお披露目公演は未定。専科を経て、複数組のトップ娘役を務めるケースは近年では異例。現花組トップ娘役華優希は、7月4日付での退団が決まっている。

星風は、宙組トップ真風涼帆の相手娘役を務め、2月21日まで宙組の東京宝塚劇場公演に出演中。同公演後、専科へ異動が決まっており、専科からの組替えになる。

東京都出身の星風は、14年3月初舞台の100期生。15年2月に宙組へ配属され、同年「王家を継ぐ歌」新人公演でヒロイン。17年に真風の相手役として、宙組トップ娘役に就いた。100期生では初のトップ娘役就任だった。

100年を超える長い劇団史では、過去には複数の組でトップ、もしくはトップ娘役を経験するケースもあったが、近年では、05年に星組トップ娘役に就いた白羽ゆりが06年に雪組トップ娘役に就任した例がある。