俳優哀川翔(59)主演の映画「新デコトラのシュウ 鷲」(香月秀之監督)の大ヒット記念舞台あいさつが23日、都内で行われた。

03年から08年にかけて5作品が公開されたシリーズの12年ぶりの作品。哀川が主役のトラック運転手・飛田鷲一郎を演じる人情コメディー。

哀川は「1作目から5作目まで完成して、12年ぶりに6作目の『新-』が完成しました。本当にうれしく思っています。皆様に温かい気持ちになってもらえれば。世の中大変で、(昨年)4月にクランクインの予定が7月になりました。でも、誰もコロナにかかることなく、明るい雰囲気で進んだ。すごく和気あいあいの現場で進んだことをうれしく思います」と話した。

作品のテーマは「人助け」。哀川は「熊本の白川水源に行った時、母子連れがいたなと思っていたらポチャンと子供が落ちていた。その場に、お母さんもいなくて、片手を差し出したらたまたますくい上げられた。お母さんがあわてて戻って来て『今、落ちてたよ』と。当然のことをしただけなんですけどね」と自身の人助けエピソードを明かした。