タモリ(75)と江口洋介(53)が1日、オンラインで行われたキリンビール「新しい『本麒麟』新CM発表会」に登壇した。

この日から全国で順次、放送されるCMは、江口が杏(34)と一緒に、タモリに新しくなった「本麒麟」を紹介する内容となっている。江口は、タモリが飲んでから若干、間を空けて「これは、うまいね。本当、うまいよ、うまい」と感想を口にしたことについて「いろいろ、おいしいものを食べたり飲んだりして、まずいものは、まずいとおっしゃる方…間が緊張しました」と振り返った。

一方、タモリは「口の奥の方で味わうので、そこまで来るのに時間がかかる。別に間をためているわけじゃない。芝居じゃないです。僕はビール、好きですからね。いろいろなビールを飲むんで楽しみですよ。そこに新しい『本麒麟』が入ってきた」と笑みを浮かべた。

この日は壇上で乾杯も行われた。タモリは「いただけるんなら、どこでも、いつでも…」と言い、乾杯の際、江口が先に飲む流れだったにもかかわらず、フライングで先に飲んだ。そして「飲んじゃうね。待てと言われても」と言い、笑った。

発表会ではタモリが提唱する、うまい缶ビールの飲み方「3度注ぎ」も紹介された。場内に缶とグラスがセットされると、タモリは「僕は3度注ぎと言ったつもりはないですけど、いつの間にか世間ではそう言われている。グラスは、上に膨らみがあり、泡をためるタイプが良い」などと説明した。

その後、缶からグラスに時間をかけて、3回に分けてビールを注いだ。タモリは「泡を育てるんですよ。泡の中にビールのうまさを保つ、混ぜるって思ってるんです。(グラスと泡を)ジッとにらんでます…お前、いいぞと」と熱く語った。そして、出来上がると一口飲み「新本麒麟…こんもり、モコモコ…いいですね」と満面の笑みを浮かべた。