ジャニーズJr.ユニット、7 MEN 侍の菅田琳寧(すげた・りんね=22)が初主演舞台「陽だまりの樹」(東京公演=14日までヒューリックホール東京)公開ゲネプロに出席した。

手塚治虫の不朽の名作といわれる同作品が原作。菅田が演じるのは、ちゃらんぽらんだが優れた技術を持つ若き蘭方医。「芝居が未熟の中、演出家の方を含め、キャストの皆さんに手助けしてもらってここまでくることができました。本番も、座長として堂々と立ちたいと思います」と意気込んだ。

ジャニーズ舞台以外では、初の舞台出演でもある。舞台「ドリームボーイズ」出演中に、今回の出演を知ったといい「(ユニットの)他のメンバーが他の舞台に出演していて刺激を受けていました。まさか座長とは思いませんでしたが、座長を任されるんだという責任を感じました」。今月4日には堂本光一(42)や、KAT-TUN上田竜也(37)にも連絡したといい「頑張れとメッセージをいただきました。上田君からは『お客さんが入ってスポットライトが当たったらスターだから、そういう思いで頑張れ』と言われました」と明かした。

同事務所に入所したのは11年3月で、10年という節目での座長となった。今作は時代劇でもあり「ずっと10年間、黒髪をキープして、ピアスも開けてこなかったので『良かった! 来た!』と思いました」。もっとも今回は殺陣のシーンも刀などは持たないといい、故ジャニー喜多川氏の評価も高かったという得意のアクロバットは“封印”するという。「10年やってきたんですけど、今回は封印しています。どうしても体はウズウズしちゃうんですけど…」と笑わせた。

三味線や日舞などにも挑戦し「ギターはレフティーなので、三味線も逆ですし、日舞はヒップホップとは違うので、慣れない動きも多くて苦戦しました」。それでも、早乙女友貴(24)やダンカン(62)からは「とにかくマジメ!」と絶賛されて照れ笑い。「今のこの時期と重なる部分もあります。命の大切さを考えていただけたら幸いでございます」と締めのあいさつまで、しっかりとしていた。