口腔(こうくう)がんの闘病で関西の名物昼帯バラエティー、MBSテレビ「ちちんぷいぷい」を降板した堀ちえみ(54)が、番組最終回前日の11日、約2年ぶりに大阪市北区のスタジオから番組へ生出演した。

白い衣装で、満面笑みの堀は冒頭、カメラを振られると、両手を振って「ただいま~」。続けて、病気を公表した後に降板、闘病を続けてきた経緯から「ご心配おかけしました。元気です」とVサインも作った。

多少たどたどしさは残り、話すペースはゆっくりだったが、番組で“相棒”だった桂南光(69)に「南光師匠、やせたんですって?」とつっこみ。やりとりを重ねた後に「そうやねんね」などと、関西弁でのトークも繰り広げた。

番組のエンディングでは、「本当にお世話になりまして、いろんな木曜日がありましたけど、この20年の間に。木曜日のこの『ぷいぷい』の時間は何があっても笑顔で過ごせたのは、すごく私にとってもいい時間だったなと思います」と振り返った。

病を乗り越え、番組に復帰し「明けない夜はないから、またみなさんとお会いできること、それを楽しみに頑張ってますので、みなさんも元気で頑張ってください」と手を振った。

「-ぷいぷい」は、99年10月にスタートし、12日に21年半の歴史に幕を閉じる。これを記念して、8日から「フィナーレウィーク」と題して、拡大放送されている。