俳優山崎育三郎(35)と升毅(65)が、来月5日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「イチケイのカラス」(月曜午後9時、初回30分拡大)に検察官役でレギュラー出演する。

主演の竹野内豊(50)演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、若くして特例判事補になった東大法学卒のエリート坂間千鶴(黒木華=30)らイチケイメンバーの活躍を描く。

山崎育三郎が演じるのは、正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織。特捜部に声を掛けられるほど優秀で、みちおのお目付け役として東京地検第3支部に異動してきた。異動して早々、みちおの型破りなスタイルに振り回される。だが、現場検証に立ち会い、法廷での言動を見聞きしたりするうちに、みちおの裁判官としての確固たる信念に気づき一目置くようになる。

升毅が演じるのは井出の上司で主任検事の城島怜治。

山崎は「台本を読み終わった後の爽快感が印象的でした。井出の検事としての葛藤や、イチケイの皆さんとの関係性の中で生まれる絆がとても魅力的に描かれていると思います。井出は冒頭陳述などで事件の概要を説明していく役割でもあるので、セリフ量の多いシーンでもテンポの良さを意識しながら演じています。今回、コンビのような間柄である升さんですが、お互い野球好きということもあって、撮影の合間はずっと野球の話をしています(笑い)。みちお役の竹野内さんはいつも穏やかな雰囲気で、座長としてまわりのことをよく見てくださっているのですごく信頼しています。今までになかった刑事裁判官をメインとした作品で、笑いあり、涙あり、家族みんなで楽しめるような内容になっています。1週間の始まりである月曜の夜にぜひ楽しんでご覧いただきたいです」と話している。

升は「裁判については一般的な知識しかなかったのですが、台本を読んでいて、新しい知識が分かりやすく、テンポ良く入ってくるので面白いと思いました。“被告人に判決を下す裁判官もまた、人間なんだ”という気づきもありましたね。裁判官と検察官は、本来なら一線を画す存在ではあるのですが、現場ではみんなとても仲良く、1つのチームのような雰囲気で撮影しています。竹野内さんは常に自然体で唯一無二の存在感ですし、黒木さんはとても気さくで気立ての良い女性です。山崎さんもクールで優秀な検事である井出にぴったりはまっています。“裁判劇”と聞くと堅苦しいイメージやサスペンスを想像されると思うのですが、このドラマはコメディー要素とシリアスな部分のメリハリがついています。裁判に対するイメージも変わると思うので、そこにも期待してご覧いただけたらうれしいです」と話している。