RADWIMPSのボーカル野田洋次郎(35)が、緊急事態宣言の3度目の発令に「聞く気になれねぇ」と率直な思いを吐露し、政府の対応を批判した。

野田は23日、「個人的な、正直な気持ちです」としてツイッターに長文をアップ。「ここ1年間の考察や反省や説明が何もない状態で3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねぇという気持ちにどこかなる」と書きだし、「ウィルスの封じ込めに成功した国となぜここまで差がついたのか、説明もない。明確な数値目標もない。ワクチン接種率も明らかに他の先進国から遅れを取ったのにそこに対する説明もない。変異株など常に見えない敵と戦っているのは承知の上で行き当たりばったりの政策のように感じ気が滅入る」とした。

野田の関わるエンターテインメント業界をはじめ、飲食業や観光業など、自粛要請により大打撃を受けたままの状態が続いている。「少しでも規模にあった補償の見直しはこの一年の間に果たせなかったのか。やれることをやった果ての緊急事態宣言なのか疑問」とし、「僕自身何が正解かなんてわかりません。『正しさ』が日々変化し続ける状況の中、共に考え前に進んでいきたいと強く思います。疑問を放置せず、この困難を共に生き抜きたいと願っています」とつづった。