俳優柳沢慎吾(59)とタレント井上咲楽(21)が12日、都内で、映画「アオラレ」(デリック・ボルテ監督、28日公開)の公開記念トークショーに出席した。

同作は近年社会問題となっている「あおり運転」の恐怖を描いたアクションスリラー作品。

笑顔で登場した柳沢は「どうもみなさん、お忙しい中、感謝感謝です。どうも!」とあいさつし、井上との間を仕切ったアクリル板をみて「これなかったらもっと近くいくんだけどね。だめよ。飛まつが飛ぶから。前歯出ているからどんどん飛ぶから」と笑わせた。

甲子園やプロ野球などのシーン再現の一人芝居が得意な柳沢は、この日も映画のワンシーンを再現した。渋滞に巻き込まれて主人公がヒロインをあおり始めるシーンを披露した。

最後までやりきった柳沢は「以上です!」と満足顔。井上は初めて生で見たといい「車のエンジンの音が1番似ていました。効果音すごい!」と感慨深い表情をみせた。

そのほかにも柳沢は「パッパッパッ」というクラクションの効果音や「アー」という甲子園のサイレン、自動車警ら隊、通称「自ら隊」など持ちネタを次々と披露。井上との間で「コロナ禍で何をしているか?」などイベントとはあまり関係の無い話で盛り上がり、「柳沢ワールド」全開でイベントは約20分押した。

イベント終了後に司会者から退場を促されても、ポケットから小道具を取り出し、警察の無線を披露するサービス精神をみせ、報道陣を爆笑させた。最後は小道具を舞台上において去るという、山口百恵さんの伝説の引退コンサートを思わせるネタで退場するなど、最初から最後まで柳沢劇場と化した。