吉川ひなの(41)が13日、同日に新著「わたしが幸せになるまで」(幻冬舎)が発売されたことを記念し、米ハワイからオンラインで会見を開いた。席上で、ナチュラルコスメの製造、販売を行う東京・青山の会社・株式会社アマラの社長への就任を発表した。

吉川は、同社で3年にわたり商品開発、プロデュースをしてきたが、オーガニックの世界統一基準のコスモス認証をクリアした同社の第3のブランド「hinalea」発表を機に社長に就任。コロナ禍の中で、第3子を妊娠していること、またオンラインで業務も出来ることから、基本的には在住のハワイをベースに社長業を務めていく方向だという。「今の時点では、ハワイにいようと思っているんですけども、世界もどういう状況になるか分かりませんし。今後は未定ではあるのですが。もし何か新しいチャンス、機会があれば、別の国に住もうと思えばチャレンジする自分たちでありたい」とも語った。

吉川は「わたしが幸せになるまで」の中で、10代でモデルデビューし、1997年(平9)の映画「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」(篠田正浩監督)などで日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど輝かしい活躍をしていた裏で、稼いだお金を両親に搾取されていたことなど生い立ちを初めて明かした。

発売前に、初めて生い立ちを明かした冒頭部分をウェブで公開したことで大きな反響があり、予約段階から重版が3度かかり5万5000部発行となった。そしてオンライン会見中に、Amazonの書籍ランキングでトップに立った。吉川は「うれしい…本当に皆さんのおかげ。汗が出てきました。感動です。ビックリで(頭が)真っ白」と感激した。

吉川は今年1月2日にインスタグラムで、1991年(平3)の創業時から所属したレプロエンタテインメントからの独立を発表。同24日には、YouTubeチャンネルで第3子妊娠を公表した。著書では、9歳の長女、3歳の長男ともにシャンプー、せっけん、歯磨き粉などを使わない“洗わない育児”など、独自の生活スタイルを紹介。ハワイ生まれの長女は英語の方が得意だが「ママの本が読みたいから、漢字を勉強して全部読めるようになるからね」と言っており「うれしかった。漢字の勉強のモチベーションになって欲しいから『あなただけには、読んで欲しいから』と言っています」と明かした。

吉川は、会見の最後に「これから芸能界のお仕事も自分でしていきますので、もし私に何かさせていただけるお仕事があれば、私までお声がけいただけたらうれしいです」と、芸能活動も継続していく考えを示しました。