爆笑問題の田中裕二(56)が28日、都内のイイノホールで行われた米映画「ゴジラVSコング」(アダム・ウィンガード監督、7月2日公開)ジャパンプレミアで、芦田愛菜(17)と39歳差で同年代の高校生の役どころの吹き替えを担当したことに、改めて絶句? した。

劇中で、芦田は19年の前作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に続き、ゴジラを追い続ける高校生マディソン・ラッセルを、田中はマディソンの級友ジョシュ・バレンタインの日本語吹き替えを担当した。長編実写映画の吹き替えに初挑戦の田中は「56歳で(芦田と)同級生役…ヘタすりゃ孫くらい違う。こんなこと、あるんですね。身長は同級生くらい」と言い、会場を笑わせた。

長編実写映画の吹き替えに初挑戦の田中は「子供の頃から好きなゴジラに参加させていただき、うれしい」と語った。その上で、人生で初めて見に行った映画が、父に連れられて見た1969年(昭44)の「オール怪獣総進撃」だと明かした。「生まれて初めて映画を見たのが『オール怪獣総進撃』。(ゴジラの息子)ミニラなど出て…父親と行った。ハリウッド版など想像しない頃から見ていた。感慨深い」と語った。

映画にちなみ「最強の敵は?」と聞かれると、相方の太田光(56)の名を即答。「それは、もう太田。倒したいのは常に太田。大学の頃から40年近く、倒され続けていますから」と苦笑した。田中の声優業については「僕の声の仕事は全否定。『本当にヘタクソ。俺の方が全然、上手いのに、なぜ俺じゃなく、お前にオファーが来るんだ』とダメ出しばかりだ」という。今回の映画についても「吹き替えは見ない。ムカつくから」と言っているというが、田中は「彼は本当に好きなんです。声の仕事は好きで、元々、映画も好きなので」と太田をフォローしていた。

芦田は同じ質問に「私は期末試験。やらなきゃいけないことは分かっているんですけど、なかったら、もっと学生生活が楽しくなるんじゃないかと思っちゃう」と笑った。テストはどうかと話を振られた尾上松也(36)は「僕は全く勉強に重きを置いていなかった…選択問題は鉛筆を転がし、いつも運で決めていたので、僕にテストの話をするのは…ごめんなさい」と苦笑した。