俳優永田崇人(27)が、韓国の大ヒットミュージカル「HOPE」(10月1~17日、下北沢本多劇場)に出演することが4日、分かった。

著名作家の遺稿の所有権をめぐって、実際にイスラエルで起こった裁判をモチーフに描いた法廷劇。永田は、原稿を擬人化した「K」を演じる。韓国では、第4回韓国ミュージカルアワードの大賞や脚本賞などを受賞した作品で、日本では初演となる。

2・5次元舞台で経験を積み、日本テレビ系「ボクの殺意が恋をした」(日曜午後10時30分)への出演も決まるなど、注目が集まっている永田。「今回の作品は自分にとっても大きなチャレンジとなります。(主演の)高橋恵子さんをはじめとするすてきな共演者の方々や演出の新納(慎也)さんと一緒にお芝居が出来ることが今からとても楽しみです」と心境を明かした。

「舞台上でKとして生きられるよう、精いっぱい取り組みたいと思います。Kは原稿の擬人化なので、実際に存在する人間ではないのですが、発言や行動、ホープ(高橋)に寄り添う姿はしっかりと血の通っている存在だと思います。ホープとどのように向き合うかを慎重に、丁寧に、しかしながら、大胆に、稽古場で作り上げていきたいです」と意気込みを語った。

同作で新納が演出家デビューし、高橋は、ミュージカル初主演作となる。