TBS系連続ドラマ、日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(10日スタート、日曜午後9時)の制作発表会見が3日、都内で行われ、香川照之(55)ウエンツ瑛士(35)中村アン(34)らが出席した。

2023年の東京を舞台に、日本沈没という未曽有の危機が迫る中、小栗旬(38)演じる野心的な環境省の官僚・天海啓示らが立ち向かっていく姿が描かれる。

香川は原作でも登場する人気キャラクターの地震学者田所雄介役を演じる。関東沈没の可能性を提唱し、物語を大きく動かす役どころだ。「この中の人物全てが、日本が抱えている地殻変動の状況に影響を受けていく。ただ1人田所という男だけが一貫して同じことを言う。ただひとり影響を受けない。一番やりやすい役でした」と振り返った。

ウエンツは、厚生労働省の官僚・石塚平良役を演じる。各省庁の精鋭を集めた“日本未来会議”の最年少メンバーで、明るいムードメーカーという役だ。「官僚として国民を救うためにどれだけ準備をするのか、そこのバランスが、それぞれの省庁から出てきた方の違いがあって、序盤は楽しい部分になるかな。あとは元々持っている各省庁のパワーバランスが、発言の言葉の重さに関わってきていたので、一致団結するまでの各省庁間の争いも見どころになるんじゃないかな」と話した。

ウエンツは、8日に36歳を迎えることから、この日の会見で花が用意されてサプライズで祝福された。「イギリスに行かせていただいて、お芝居をたくさん学んだので、お芝居をたくさんやれるような人間になりたいです」と抱負を語った。

外務省官僚の相原美鈴役を演じる中村は、作中で、海外生活が長かったため、思わず英語が出てしまうという役柄。「いきなり急に単語で英語を発しているんですけど、そこだけはどうしてもカットして欲しいなと思っております」と顔を赤らめた。香川から「ちょっとやってみて」とむちゃぶりを受けて実演。「ちょっと本当にカットしてください」と再度懇願した。