俳優窪田正孝(33)と女優本田翼(29)が4日、東京・台場で同日午後9時スタートのフジテレビの連続ドラマ「ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時、初回90分スペシャル)の制作発表に出席した。

19年4月期の窪田主演の「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の第2弾。窪田は天才放射線技師・五十嵐唯織を、ヒロインの本田は放射線科医・甘春杏を演じる。

窪田は「2年ぶりに“ラジハ”ができて、またあの楽しい日が帰って来ると思った。世の中がこんな状況だから、より強く思う。うれしかった。いろいろな人に、『また青いの(ユニホーム)着るんだね』と言われました」。本田は「つらくも楽しい青春が帰ってくると思った。みんなに『白衣着てるあれね』って言われました。窪田君は青で、私は白」と笑顔を見せた。

唯織が米国ワシントンに2年間留学して、帰国したところからシーズン2は始まる。窪田は「唯織は変えていない、変わっちゃいけない。2年間の中で彼が得たものの重さを出せたら」。本田は「甘春杏はシーズン1の時は自分のことでいっぱいで、周りの方に強く当たっていたけど、変わりました。放射線技師の方を思いやるようになったし、悩むようにもなった」と話した。

そして、本田は唯織と杏、放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)、整形外科医の辻村駿太郎(鈴木伸之)の恋模様について「伝説の4角関係も楽しんで欲しい」。窪田が「色が濃くなったよね」と言うと、本田は「鉛筆でクーッと描いたような感じ」と説明した。

2年ぶりの互いの印象を聞かれて、本田が「既婚者になりました」と言うと、19年9月に女優水川あさみ(38)と結婚した窪田は「事実ですね」。本田が「朝ドラ俳優になりました」と言うと、窪田は「YouTubeもやってユーチューバーになりました」と話した。

窪田が「お互いに気が合わないのが変わらないね」と言うと、本田も「変わらない」と笑った。本田は「窪田さんは健康志向になりました」。窪田は「(シーズン2の)最初の(本田の)杏ちゃんの芝居を見た時に、鈴木雅之監督に呼ばれて『あいつ、何かあったのか』って。芝居がすごくうまくなった。本田翼の奥行きを感じる。用意スタートがかかった時の空気を変える力を感じた」とシーズン1からの成長を口にすると、本田は「素直にうれしいです。成長できてて、良かったなと思います」と話した。

シリーズ第1弾は、19年6月17日の最終話で世帯視聴率13・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率8・3%を記録した。同24日放送の特別編では世帯視聴率15・6%、個人視聴率8・8%を記録した。原作は「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミック。16年6月から11巻まで発刊しているコミックスは、累計170万部を突破している。