女優米倉涼子(46)が7日、テレビ朝日系の主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(10月14日スタート、毎週木曜午後9時)の制作発表記者会見に登壇した。

この日、米倉は真っ赤なワンピースに白衣を羽織り、ピンヒール姿で堂々と登場。「2年ぶりに帰ってきました。精いっぱい、皆さんと力を合わせて新しいドクターXをお届けできるよう、今必死に頑張っているところです」と力を込めた。

米倉涼子演じるフリーランスの天才外科医・大門未知子が、病院内での敵や壁に立ち向かうストーリー。12年から始まり、19年までに全6シリーズ、16年にはスペシャルも放送された。 連続ドラマとしては第7弾。ドラマ誕生からは10年目。

10年という年月を振り返り「あっという間のような、歴史をつくってきたような、長い時間みんなで過ごしてきたような気もしますし、気がつくと、シーズン7。自分の歴史、今までの人生の歴史をひとつ作ったなっていう、ありがたい思いでいっぱいです」としみじみ話した。

10年の時を経て、撮影現場では「健康の話」をすることが多くなったという。「メッツェン(はさみ)の持ち方を変えたら、肩が痛くて…。腕と肩がけんしょう炎になっちゃって、オペの撮影が大変」と明かした。現場では、「それを治すにはどうしたらいいかとか、長時間立っているので膝が痛いお兄ちゃんがいたりとか、セリフが出てこない人がいたり(笑い)。年齢層が高いので…」と老いを感じる場面が増えたと笑った。

決めセリフ「私、失敗しないので」にちなみ、絶対に失敗しないことを問われた米倉は「朝、おちょこにいっぱいサプリを入れて飲むんですけど。そのサプリも年々増えていって多いんですけど、それを喉元をガッと開いて一気に飲むっていうのは結構負けない。それは私、失敗しないので」と決めセリフを交えて披露した。

また、劇中で、大門が卓球をする場面があることにちなみ、この日サプライズで、東京五輪の金・銀・銅のメダリストの伊藤美誠(20)が登場。伊藤は昨年の緊急事態宣言中、何をすればいいのかわからなかった、という時期に、母から「ドクターXを観てみな。絶対自信になるから」と言われ見始めるようになったという。「オフの日には必ず見ていました。本当に救われました」と感謝した。この言葉に米倉も「本当にうれしいです。ここを通った伊藤さんを見たら、なんか、すごいエネルギーで、やられちゃいました。なんだろう。さすがですね」と伊藤のまとうオーラに感激し、涙を流した。伊藤の東京五輪での活躍を見ていたといい「すごい感動を頂きました。日本中の人が勇気をもらったと思います」と言葉に力を込めた。

最後に、同ドラマについては「心強いメッセージをお届けできると思っておりますので、ぜひご覧になっていただけたら。よろしくお願い致します」とPRした。

そのほか野村萬斎(55)内田有紀(45)勝村政信(58)今田美桜(24)岸部一徳(74)遠藤憲一(60)西田敏行(73)が登壇した。