Kis-My-Ft2藤ケ谷太輔(34)が21日、東京・TBS赤坂ACTシアターで、主演ミュージカル「ドン・ジュアン」東京公演の初日を迎え、開演前に取材会を行った。

女性を魅了し酒と快楽を求め続けるドン・ジュアンが、真実の愛を知って変化していく姿を描く。

19年に初演され、再演となる。大阪公演を終え東京で幕が開き、藤ケ谷は「初演より深さや奥行きを出そうというテーマがあった。プレッシャーはあるけれど、命を削ってその日に出し切るということをやってきた。誰ひとり欠けることなく、大千秋楽まで走り抜けたい」と話した。

初演に続き出演する鶴見辰吾(56)は、希代の色男を演じる藤ケ谷に太鼓判を押し「ドン・ジュアンは芝居や歌がうまいだけじゃダメ。出来る人は藤ケ谷君しかいないんじゃないかな。だいぶ板についてきた」。役衣装の隙間からのぞく胸板も気になる様子で「それで楽屋裏をウロウロしてる」と明かすと、藤ケ谷も「2年前より体は大きくなりました。男性としての色気を出していかないといけないので…」と照れながら語った。

コロナ禍で食事会や打ち上げなどはかなわないが、座長として「チームウエアを作りました。110着くらい」と報告。作品で象徴的なバラをモチーフに自身がデザインし、出演者やスタッフ全員に贈ったという。初演のメンバーにも渡しており、鶴見は「それが藤ケ谷君のハートの良さ」と気遣いに感心していた。

今年4月に宝塚歌劇団を退団後、舞台初出演となる真彩希帆、演出の生田大和氏も登壇した。

公演は11月6日まで同所で。