ABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」（月～金曜、午前6時30分～）の放送内で、脳梗塞で倒れリハビリに励んでいる同局の道上洋三アナウンサー（78）が、来年3月末で来春45年目の同番組を卒業することが発表された。

道上アナの休演以降は、ABCアナがリレーで代演を務めており、この日は、伊藤史隆アナウンサー（59）が担当し、番組が30分ほど経過したところで、年末にちなみ、来年についてのテーマをリスナーから公募。その後、道上アナの卒業を伝えるとともに、近況も報告した。

伊藤アナによる発表は以下の通り。

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ここで、ABCラジオからリスナーの皆さんにお知らせがあります。現在、お休みをしている道上洋三さんについてです。

9月11日に脳梗塞で緊急入院してから、3カ月少しがたちました。いまはリハビリ専門施設がある病院に転院して、治療を続けています。

現在、右足はうまく動きませんが、装具を付けて歩くためのリハビリを行っています。また、こちらが話している言葉は理解されていますが、うまく言葉がでてきません。

そのため唇や下を動かすリハビリを行い、スムーズに話ができるよう頑張っています。しかし、現時点の診断では治療やリハビリには、今後も時間がかかる見込みです。

ABCラジオとしてこれまで、ご家族を含めて協議を重ねて参りましたが、道上さんが78歳という高齢に加え、月曜から金曜、毎朝5時出社、2時間半の生放送という厳しい条件でお仕事を引き続きお願いするよりは、その前に、まずはとにかくご自身のペースで、しっかり治療に専念していただきたいと判断し、道上洋三さんには来年3月末で、番組を卒業していただくことになりました。

道上さんは45年の長きにわたって、リスナーとともに過ごしてきました。おはようパーソナリティの卒業は、ともに過ごしてきたリスナーの皆さんにとって、悲しくつらい事実だと思います。ABCラジオとしては、道上さんがとにかく治療に専念してもらい、皆さまにまた声が届けられるようになるよう、応援し、見守っていこうと思います。

3月末で「おはようパーソナリティ道上洋三です」は、丸45年になります。来年3月末まではABCのアナウンサーが引き続き、ピンチヒッターを務めて参ります。道上さんの状況は随時、今後も番組内でお知らせしていきます。

繰り返しお伝えしていきます。皆さまに45年、愛していただいた「おはようパーソナリティ道上洋三です」、道上洋三さんは3月末で卒業させていただきます。以上、ABCラジオからのお知らせでした。

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道上アナは故中村鋭一さんの後を継ぎ、77年3月に番組をスタート。途中、病気療養もあったが、来春丸45年の同番組をライフワークとし、同局ラジオでの役職よりも「生涯現場が一番」とし、アナウンサー職を続けてきた。

だが、今年9月11日、夫人が体調の異変に気づき、緊急搬送。検査の結果、脳梗塞を発症していることが分かり、投薬治療とともに、リハビリを続けている。