昨年大みそかに放送された「第72回NHK紅白歌合戦」第2部(午後9時)の平均世帯視聴率が、関東地区で34・3%(関西地区35・0%)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

前年の40・3%から大きく下がり、6・0ポイント減少。視聴率調査が始まった1962年(昭37)以降、最も低い数字となった。

午後7時30分からの第1部は、31・5%(関西地区31・1%)だった。

同番組の実施本部長の杉山賢治氏は「今回の紅白は司会進行で、これまでにないスタイルに挑みました。紅白の区別なく、すべての出場者の方を応援したいと『司会』に統一しました。2年連続司会の大泉洋さんは、持ち前の明るさと話術で司会陣をリードしていただき、川口春奈さんも初司会とは思えない落ち着きぶりで、ともにご自身のカラーを十分に発揮され、まさに一体となって紅白を盛り上げてくれました」と絶賛した。

司会は紅白の区別なく、大泉洋(48)川口春奈(26)同局和久田麻由子アナウンサーの3人が統一して司会を務めた。大泉は、来年1月9日スタートの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に源頼朝役で出演する。審査員には脚本の三谷幸喜氏、妻北条政子を演じる小池栄子が名を連ねた。