池松壮亮(31)伊藤沙莉(27)が23日、都内で、ダブル主演した映画「ちょっと思い出しただけ」(松居大悟監督、2月11日公開)の東京プレミア上映会に登壇した。

けがでダンサーの道を諦めた照生(池松)と、彼女でタクシードライバーの葉(伊藤)との、コロナ禍以前からの6年間を描いたラブストーリー。池松は松居監督、ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観とは、長い付き合いだという。オファーを受けた時の心境を「ほぼ自分の青春といって過言でないような人たちと、青春に決着つけながら新しい物を作りだそうという気持ちでした」と語った。久しぶりのラブストーリー出演に「なかなか縁がない物で(笑い)。なんか照れくさいですよね。そんなん本当は見られたくないですからね」と恥ずかしそうに明かした。

初共演となった伊藤について「グッと距離を詰められれば良かったけど、そういうのが苦手で(笑い)。1日2つくらい質問しながら徐々に詰めていきました。最終的には同じ方向を2人で向けたと思っています」。一方の伊藤は「最初緊張していて、『ラブストーリーって得意ですか?』って聞いて。質問間違えちゃったって思ったんですけど(笑い)。会話より、お芝居で歩み寄って行ければと思っていました」と語った。