フジテレビとアニプレックスは14日、21年12月5日から同系で放送し、前日13日夜に最終回を迎えたアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」(日曜午後11時15分)の本編終了後に「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」のテレビアニメ化決定を発表し、ティザービジュアルを解禁した。

「鬼滅の刃」は漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏原作の人気漫画で、16年2月15日発売の「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、20年5月18日発売の同誌まで4年3カ月の間、休載なしで205話掲載。単行本1~23巻の累計発行部数は1億5000万部を突破した。大正時代を舞台に、主人公竈門炭治郎(かまど・たんじろう、アニメの声=花江夏樹)が家族を殺した鬼と戦うために修業して「鬼殺隊」に入隊し、鬼と化した妹禰豆子(ねずこ、同=鬼頭明里)を人間に戻す方法を探して戦っていく物語。19年4月から9月までアニメ「竈門炭治郎 立志編」が放送され、人気が爆発的に高まった。

20年10月16日には原作漫画の7、8巻をアニメ映画化した「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開され、興行収入403億円を突破。その「無限列車編」をテレビアニメ化して、21年10月10日からフジテレビ系で全7話が放送。第1話は煉獄(れんごく)杏寿郎(声=日野聡)が鬼殺隊本部を旅立ち無限列車へと向かう道中の任務を描いた完全新作エピソードで、第2~7話は、無限列車での任務を、約70カットの新作追加映像と新規追加BGM、完全新作予告編、新主題歌映像とともに描いた。「遊郭編」は、劇場版を含めた「竈門炭治郎 立志編」に続くシリーズだった。

「-刀鍛冶の里編」は、遊郭・吉原での任務を追えた炭治郎たちの、その後を描く。アニメを制作するスタジオufotableによるティザービジュアルは「邪魔になるから さっさと逃げてくれない?」のコピーとともに霞柱・時透無一郎(声=河西健吾)、「私、いたずらに人を傷つける奴には キュンとしないの」のコピーとともに恋柱・甘露寺蜜璃(声=花澤香菜)と、鬼殺隊の最高位の剣士・柱の2人が描かれた、鮮やかな2枚となっており、新たなる地で幕が開ける、炭治郎たちの物語に期待を抱かせる。