斎藤工(40)が主演し、13日に全国401館で封切られた映画「シン・ウルトラマン」(樋口真嗣監督)が、公開から3日間で興行収入(興収)9億9341万50円、動員64万1802人を記録した。配給の東宝が16日、発表した。同社によると、今年の邦画実写映画ナンバーワンスタートだという。

公開から3日間の内訳は

13日 興収2億9010万2400円、動員19万1302人

14日 興収3億9843万2500円、動員25万5554人

15日 興収3億487万5150円、動員19万4946人

脚本を担当した庵野秀明氏(61)が総監督を務め、主演の斎藤も出演し、興行収入82億5000万円を記録した16年の映画「シン・ゴジラ」の公開初日から3日間の成績と比較すると、興収対比で117・2%、観客動員対比で113・5%を記録している。

斎藤は劇中で、防災庁の禍威獣(かいじゅう)特設対策室専従班、通称・禍特対(かとくたい)の作戦立案担当官でウルトラマンになる男・神永新二を演じた。相棒の分析官・浅見弘子を長澤まさみ(34)、班長の田村君男を西島秀俊(51)、非粒子物理学者の滝明久をHey!Say!JUMP有岡大貴(31)、汎用(はんよう)生物学者の船縁由美を早見あかり(27)が演じた。

大ヒットを祝し、19年の本編制作中に撮影した「禍特対」メンバー5人の記念写真を初公開した。1966年(昭41)にTBS系で放送された初代「ウルトラマン」に登場する「科特隊」の写真をオマージュした構図となっており、2枚を併せてのお披露目となった。