3月に脳梗塞で入院した歌手あべ静江(70)が16日、都内の公演で仕事復帰した。

自身が理事を務める日本歌手協会の創立60周年記念公演「青春プレイバック!歌の祭典2022」に出演し、ヒット曲「みずいろの手紙」を歌った。これまでと変わらぬ澄んだ歌声に大きな拍手が起きた。あべは「歌えることはとても幸せなことです」と感無量の表情を浮かべた。

あべは3月19日に都内の仕事先で体調不良を訴え、病院で軽度の脳梗塞と診断され入院した。4月中旬にリハビリの専門病院に転院し、今月10日に退院した。「幸いにもしゃべることにも歩行にもトラブルがなかった。『あべさん、大丈夫?』と?マークがつくと、(仕事で)使いづらいでしょうから、食事をもっと薄口にするなど、健康には一層気を付けたいです」と誓っていた。